佛心経営マンダラとは

Oct 06, 2023

「経営」とは、仏教の言葉です。
経営の「経」は、お経の経。「経」は縦糸という意味です。

お経には、ブッダの教え、仏法が記してあります。仏法とは、ブッダの意見や考え、思想ではありません。仏法とは、ブッダの発見した、真理です。
真理とは、「時代が変わっても、場所が変わっても変わらない原則」のこと。例えば、諸行無常(あらゆる事象は、留まることなく変化し続ける)という教え。これは真理です。そしてこのような、真理を記(しる)した紙を束ねる縦糸が、「経」なのです。

つまり「経営」とは、「真理」の縦糸に、創意工夫の横糸を絡ませながら、丈夫で美しい布地を織る営みのことを指しているのです。

仏教は、キリスト教やイスラム教より古く、2500年の歴史を誇ります。そして仏教教団は、世界で最も永く続く組織だとも言われています。
もちろん仏教教団は、ブッダの死後、様々な部派に枝分かれし、各地に流布する過程で、他宗教の影響を受けて変容もしましたが、それでも、仏教徒たちはブッダの教えのもとに、流派、宗派の違いを超えて、一所に集うことができる集団なのです。

また、その仏教が伝わった日本には、世界で最も古い会社が存在します。
2008年5月14日。韓国銀行が発表した報告書「日本企業の長寿要因および示唆点」によれば、世界で創業200年以上続く会社は5586社(合計41カ国)。このうち半数以上の3146社が日本に集中していることが分かったのです。
その内訳は、創業1000年以上の企業が7社、500年以上が32社200年以上が3146社。100年以上の会社に至っては何と5万社以上もあるというのです。

佛心経営マンダラとは、この世界一永く続く組織である仏教教団と、世界一長寿な日本企業の性質と秘訣を、大愚和尚独自の視点でまとめたものです。
そして、経営マンダラとは、各界のリーダー達に集っていただき、この佛心経営マンダラを元に、それぞれのリーダーに、それぞれのプラットフォームで、新時代の経営を探求していただく試みです。

佛心経営マンダラでは、永続する経営に欠かせない次の9大要素を学びます。